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■ 第25回 「全税共 人と地域の文化賞」
第25回「全税共 人と地域の文化賞」贈呈式が、2017年2月20日帝国ホテル東京にて執り行われました。
本年度は伝統芸能分野から田原祭保存会が受賞されました。
賞金100万円(全国税理士共栄会文化財団)副賞100万円(全国税理士共栄会)
田原祭保存会(京都府)
〜田原祭の保存と継承~
京都府南部に位置する山間の集落である宇治田原町は、宇治茶の主産地として名を知られる。その宇治田原町に伝わる五穀豊穣を祝う秋祭が『田原祭』で、田原三社と総称される大宮・三ノ宮・一ノ宮(御栗栖-みくるす-)の神輿が、主邑である郷之口にしつらえられたイバ(居場・射場)に集結して行われるので『三社祭』とも称される。
中世から約700年に亘ると思われる神事祭礼を執り行ってきたのが氏子集団(宮座)で、幾つかの変化を見せながらも今日に形態を伝えているのが貴重である。宮座は15座あり、職掌別に記録・事務・馬役を担当する公門(くもん)座、舞を演じる聲翁(せいのお)座・王鼻(おうのはな)座・田楽座・獅子座を設け、荒木一族座と田原一族座が郷侍集団で統括の役割を担う。
このうち、地元で「舞物」と呼んでいる聲翁・王鼻・田楽・獅子の4座の存在が芸能史的に注目される。この「舞物」は還幸祭の場で奉納されるが、「駆け馬」「日の使の儀」といった神事を含めた一連の行事に奈良・春日若宮おん祭の血流を感じさせ、簡略化された儀式の中に確かな古風を残す。
地元の識者と宮座の人々とが相寄り、簡略化された現在の形を出来るものから昔に近づけたいという機運を高めている。宮座のこれからの在り方に地域全体で取り組む姿勢が顕彰にふさわしい。
■ 第26期助成
①特定非営利活動法人福祉工房P&P(京都府京都市)
障害者就労継続支援B型事業所(通常の事業所に雇用されることが困難であり雇用契約を結ぶ就労も困難な方が対象)を市内に4ヵ所開設し運営している。支援スタッフが障がい者のART BRUT【生の芸術】という独創的な創作活動を支え委託販売も行う。2017年秋には智積院の協力により、行政機関や民間企業と連携し合同展を企画している。
②特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ(大阪府大阪市)
建築や環境デザイン等の分野を専攻する大学生を対象とし、普段は体験できないスケールで作品制作を行う地域滞在型ワークショップを開催する。国内外で活躍する建築家を中心とする講師陣の指導により、開催地の歴史・地域環境を研究、大学間の交流でその場所における社会的な実作品を制作するという経験を養うことを目的する。
③一般社団法人日本合唱協会(千葉県市川市)
前身である日本合唱協会(1963年設立)の意思を継承し、芸術性の高い公演・ファミリー向けのコンサート・学校演奏会など地域の音楽・芸術の発展に貢献している。
2017年11月には、文化功労者で最高の指揮者といわれる秋山和慶がタクトをふり、音楽家・山田一雄氏が晩年を過ごした横浜においてその軌跡を振り返る演奏会を開催する。
④北海道打楽器協会(北海道札幌市)
2007年4月に設立。打楽器の演奏会や講習会などを開催、会員の学ぶ機会を提供すると同時に将来を担う若手演奏家達の演奏技術の向上をはかるため道内各地で活動している。
国内外の著名な打楽器奏者を招きマスタークラス・レクチャーや演奏会を開催し、会員だけでなく道民にも広く打楽器音楽の素晴らしさ、楽しさを紹介している。
⑤劇団すがお(三重県桑名市)
創立55周年を迎える。県下全域や北陸及び南九州、海外では韓国やアイルランドでも公演を行っておりその回数は500回を超える。
劇団のテーマとして「働きながら 演劇を わが住むほとりを開拓しよう」を掲げ、また広く一般から募集した市民と共に地元・桑名の歴史をテーマにした芝居を作るなど、地域の芸術発展に貢献している。
⑥山縣 太一(静岡県伊東市)
俳優・演出家・振付家・ダンサー。2001年より演劇ユニット[チェルフィッチュ]に参加。
海外公演の体験の中で、字幕に頼らず説得力のある身体表現を模索し、日常の無自覚で豊かな身体を自覚的に舞台上にのせるための独自のメソッドを考案した。舞台人のためのワークショップを横浜中心に各地で行うなど、後進の育成にも尽力している。
⑦伊藤 美由紀(愛知県名古屋市)
2005年から毎年1回、愛知県出身や在住の国際的な演奏家・作曲家に呼びかけ地元ホールや大学の協力を得ながら現代音楽中心の公演を開催している。
一般的な公演では取り上げることがない楽器編成や、テクノロジーを使用した挑戦的なプログラムを企画している。今回はフランスの電波楽器オンド・マルトノを、奏者・原田 節を迎えて公演を行う。
⑧特定非営利活動法人アートステージ空知(北海道滝川市)
良質な音楽・映画・演劇等の鑑賞会や講演会を実施する目的で2004年に設立された。
2016年には障がい者と演劇を創り公演をするため、拓殖大学北海道短期大学及び深川市手をつなぐ育成会と共にプロジェクト実行委員会を発足。宮沢賢治の「風の又三郎」「春の修羅」をモチーフに3年継続の事業を予定している。
⑨NPO法人筥崎千年音楽舎(福岡県福岡市)
2012年、音楽を中心とした市民参加型の事業を行うために設立された。
本年12月にはアメリカを代表する作曲家ルー・ハリソン生誕100周年記念コンサートを二日間にわたり開催する。福岡を拠点として活動しているガムラングループを起用し著名な海外演奏家を招聘するなど、アジアの玄関口といわれる福岡に大きな刺激を与える活動を行う。
⑩ジャパニーズコンポーザーアーカイヴズ(東京都豊島区)
100年以上にわたる日本クラシック音楽の歴史を振り返り、吹奏楽演奏会やオーケストラ演奏会、室内楽公演など様々な形で日本人作曲家の仕事をアーカイブする活動を続けている。
今回は日本人作曲家として戦後はじめて海外で認められ、日本の伝統的な芸術や人々の生活に根差した文化を音楽へと昇華させた黛 敏郎の業績にスポットをあてる。
⑪安倍圭子プロジェクト実行委員会(東京都練馬区)
国際的マリンバ奏者である安倍圭子は、マリンバの新たな奏法を開拓しながら音楽表現の幅を拡げ、多くの作曲家への委嘱活動を実践してきた。同時に自身の作品も生み出し、マリンバを独奏楽器として確立させた。
今年傘寿を迎え、その芸術活動と世界中のマリンバ界における歴史的活動の功績を讃えるため記念演奏会を開催する。
⑫鳥公園(東京都西東京市)
2007年に設立。社会の矛盾や不正を冷静に観察し、単なる正義感により断罪するのでなく人間の奥底に潜む暗部を暖かく捉え、普通では気付かない視点を提示していくという特徴的な活動をしている。
また、フィールドワークを繰り返し地域が抱える課題を抽出、地域の資源を再発見するなど地域との関わりを重視している。
Photo/鳥公園#13『ヨブ呼んでるよ』
©中才知弥(Studio Cheer)
⑬インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響-Kyo(東京都港区)
車椅子を使用するダンサーを交えて様々に異なる身体性を活かし、新しいダンスの領域を拓きつつあるコンテンポラリーダンスカンパニー。2014年に立ち上げこれまでに自主公演を3回行い、舞台以外にも地域の障害のある人達と定期的にワークショップを行うなどの活動を展開し、社会とダンスをつなぐ活動として注目を集めている。
Photo/les gens de tokyo
(振付:Didier Theron)
⑭水越 朋(神奈川県平塚市)
場や価値観が変わっても常に自身の存在は変わらないという考えのもと、ダンス・演劇・映像作品とジャンルを超え活動してきた若手ダンサー。
近年、SNSの普及など加速する情報化社会の中で希薄化する身体を物体と捉え、植物や電子機器など身体と共に存在している物体の観察、さらに物体こそなし得る『移行』の特性・本質を掘り起こす。
⑮河内いえ・まち再生会議(大阪府東大阪市)
ショールーム・イベントスペース・事務所の役割を兼ね揃えた石切ヴィレッジが拠点。人口減少と高齢化が進行する地域で、住まいにおいて多様化する住民の悩み事や、空き家の増加に伴う街並みの衰退の問題に関して、行政とパートナーシップを組み世代交流の場を作り街を再生することで諸問題を解決することを目的として活動している。
⑯秋吉台現代音楽研究会(山口県周南市)
「秋吉台の夏」現代音楽セミナーコンサートは、第一線で活躍する演奏家などが講師を務める日本初の宿泊型現代音楽セミナーコンサートである。
世界の主要現代音楽祭とも提携し、秋吉台から新たな音楽創造を発信。また1998年には『秋吉台国際芸術村』が整備され、地元への芸術創造や鑑賞機会の提供といった役割も果たしている。
⑰愛知祝祭管弦楽団(愛知県長久手市)
愛知万博祝祭管弦楽団として演奏会を実施したメンバーにより設立されたアマチュアのオーケストラ団体。規模が大きく実現が難しいワーグナーのオペラ演目を中心に演奏活動を行う。オペラを分かりやすく、また面白く伝えるため簡易的な演出や日本語字幕表示を取入れている。評価が高まりつつあり今後の活躍が期待される。
⑱いわきフレンズ未来夢プロジェクト実行委員会(福島県いわき市)
東日本大震災後、地元ゆかりの音楽家らが福島や東北への思いから、子ども達と参加型コンサートを開催したことがきっかけで活動を開始。貴重なジャーマン・チェンバロやクラヴィコードなど鍵盤楽器の原点ともいえる古楽器を使用した公開レッスンとコンサートを行う。子ども達や人々の心の支えの一つとなる芸術文化として定着しつつある。
⑲東川町写真の町実行委員会(北海道上川郡)
1985年に「写真の町」を宣言。写真文化を中心とした町づくりや地域の活性化に取組み、中核イベントの東川町国際写真フェスティバルは今年で33回目を迎える。今後の写真界を担う若者はじめ全国から集まる全ての写真関係者・愛好家が「写真の持つ力」に感動し、写真の可能性や魅力を実感できる場として高い評価を受けている。
⑳はなもとゆか×マツキモエ(京都府京都市)
京都造形芸術大学舞台芸術学科卒業。2008年ダンスデュオプロジェクトを結成、2010年若手舞台芸術家のコンペティションで優秀賞、2014年横浜ダンスコレクションでは本選出場と、確実に実力を蓄えてきた。アトリエ劇研では年に1度単独公演を行い、投稿された動画は再生回数10万回を突破するなど国内外で注目されているダンスデュオである。
㉑NPO法人ミュージカル劇団エルフシアター(鹿児島県鹿児島市)
脚本をはじめ衣裳まで全て自分達で制作している個性豊かな劇団である。毎年地元で定期公演を開催、各イベント出演や施設訪問など地域に根付いた活動をしている。
2008年から市教育委員会事業に参加し小・中学校での健全育成や感性教育、さらにミュージカルの指導を行うことにより鹿児島の文化発展に貢献できる人材の育成を目指している。
①下柴獅子団(福島県喜多方市)
喜多方市下柴地区に伝わり春の彼岸に舞うことから彼岸獅子の名で保存され、440年以上も伝承されている会津彼岸獅子の発祥として知られている。
現在は後継者不足により数団体のみ存続しているが、踊り・囃子方の定期練習や獅子舞の歴史を学ぶ会など、積極的に伝承保存活動を行い後継者の育成に尽力している。
②金子 元重(神奈川県横浜市)
鎌倉時代から豊作祈願の予祝の行事として毎年正月に鶴見神社に奉納されてきた「鶴見の田祭り」は、明治4年県令により廃絶。しかし貴重な民俗神事芸能の復活を願い、田祭りの根幹をなす古文書を発掘し三島大社などの田遊びを参考に昭和62年に再興復活を遂げた。
保存継承のため演者の神寿歌伝集会を開き、記録として毎年冊子を発行している。
③高寺八講保存会(山形県鶴岡市)
平安末期から鶴岡市羽黒町高寺の雷電神社に伝わる一連の舞であり、出羽三山の山岳信仰との深いつながりを伝える。舞い手の組が8番あったため八講と言われたが、現在は4番が伝承されている。
毎年、例大祭や出羽三山神社の花祭りで舞を奉納、県内のイベントでも公演を行い、青少年への継承活動に取組んでいる。
④米川の水かぶり保存会(宮城県登米市)
江戸時代から伝承され2月初午に開催する奇祭。五日町の男達だけが参加でき、顔にかまどの煤を塗り藁で作った装束を身につけ神の使いに化身し、法輪山大慈寺などに火伏せ祈願をしたのち町に繰り出す。水を家々にかけながら火伏せを祈願、人々はご利益のある藁を装束から抜取り屋根に上げたりして火伏せのお守りにする。
⑤甚目寺説教源氏節もくもく座(愛知県あま市)
説教節は室町時代から400年以上にわたり語り伝えられた民俗芸能。甚目寺説教源氏節は江戸浄瑠璃に源氏節が加わりできたもので、同団体は原形を継承している数少ない存在である。江戸末期に尾張地方から全国に広まるが昭和50年に途絶え、その後現存する人形や本などの資料を基に再興した。現在では県外でも公演をするなど積極的に活動している。
⑥大沢獅子舞保存会(青森県弘前市)
弘前市大沢に伝わる一人立三人舞の獅子踊(獅子舞)である。舞は兄獅子・弟獅子・女獅子とオカシコ(猿)で構成されている。獅子踊は「鹿獅子」「熊獅子」の2系統があるが、大沢獅子舞は「熊獅子」系統であり『豊穣祈願の舞』とも言われる。3月に獅子おこしを行い7月・8月は奉納、11月半ばに町内を巡回して獅子納めを行う。
⑦唐津人形浄瑠璃保存会(佐賀県唐津市)
唐津は近松門左衛門ゆかりの土地であり、浄瑠璃を通じて歴史的価値の継承と地域文化の向上を目的として設立された。昔から人生の教科書といわれた浄瑠璃の継承活動は、地元小学校の年間プログラムに組み込まれている。
九州で唯一の太夫が同保存会の会長を務め、県内だけでなく九州全域で浄瑠璃の指導にあたり継承活動を行っている。
①上仲 昭浩(京都府京都市)
帯や着物に金箔を施す金彩工芸技術は桃山・江戸時代に確立。金彩工芸の魅力は、施された金箔紋様が光線や見る角度によって立体的に浮かび上がることにある。この魅力を存分に生かせるデザインと、シンプルながら神秘的な作品づくりを心掛けている。近年は呉服物だけでなく、異分野の職人とのコラボにより様々な実用品に伝統技術を活かすチャレンジをしている。
②太田 勲(滋賀県大津市)
京都伝統工芸大学漆工芸専攻に入学、京塗師・大家忠弘に師事する。平成24年には京都府『京もの認定工芸士』となり制作活動を行うが、現在は9割が受注生産という職人仕事である。職人仕事は技術は磨けるが感性を磨くのは難しいため、伝統技術の後継者育成活動に力を入れ、自身の活動が工芸に携わる後進の佳き指針になるべく新しい活動にも取組んでいる。
③松枝 哲哉(福岡県久留米市)
久留米絣は昭和32年に「重要無形文化財」に指定された。指定要件が"わざ"であり、その"わざ"を高度に体現している人を保持者として認定している。
3年間修業したのち技術保存会による5年間の研修を経て、更に制作工程等の厳しい検査に合格して初めて伝承者となる。松枝家は代々伝承者の研修制度に尽力し、後継者育成に努めている。
④飯田商工会議所-飯田水引プロジェクト-(長野県飯田市)
水引はこの地方の特産品であり全国の70%を占めるが、冠婚葬祭の簡素化や海外製品が市場を占め、手作業で制作する事業者が激減している。
伝統工芸と産業の両面から普及発展させるべくワークショップ等を開催し技能五輪等を実施、贈り物・技・アートとしてのコンセプトを明確化した。また装飾品の開発など本来の使用方法以外の可能性を探る。
⑤杉原 木三(宮崎県東諸県郡)
大学で鋳金を学ぶ。明治初期ごろの「野吹き」「出吹き」(現地に出向き鐘などを制作する)を見習い、アトリエ以外でも屋外や制作設備の整っていない場所で制作を公開したり、鋳金を知らない人々にその魅力や技術、歴史を知ってもらうワークショップを行っている。地域の方々と触れあいながら鋳金の伝統工芸技術を守っていくため活動している。
⑥丹波布技術保存会技術者協会(兵庫県丹波市)
かつて縞貫、佐治木綿とも呼ばれていた「丹波布」は制作工程の全てが手作業のため半年を要する。昭和32年『国指定選択無形文化財』に認定され、平成に入り後継者育成講座や伝承館を開き継承活動に努める。
現在は輸入綿に頼っているが平成21年頃から自分達で栽培を始めるなど、丹波布の技術工程を保存するため尽力している。
⑦森 克容(奈良県奈良市)
室町時代、興福寺二諦坊で製作された南都(奈良)の墨=油煙墨は、南都油煙といわれ墨の代名詞であった。江戸時代には40軒あった墨屋は10軒ほどになったが、街をあげて製墨技術者の育成等に尽力している。
「ならまちまちかど博物館(住民がボランティアで仕事場や収集品を公開する)」では、小中学生向けの講演や体験の機会を実施している。
①建部清庵文化顕彰会(岩手県一関市)
建部清庵は杉田玄白と交流があり当時の医学の指針を示した偉人。東北地方を度々襲っていた飢饉に対し「民間備荒録」「備荒草木図」を著し山野草や救荒作物による救命を知らしめた。
一関市では顕彰会を立ち上げ地域の食文化としての山野草を活用した料理の伝承と開発を、農商工連携も視野にいれて地域活性の試算に育てる活動を始めている。
②滋賀の食事文化研究会(滋賀県大津市)
教育者・研究者・調理実習経験者等により構成され、地域住民から地のものなど食文化について学び新しい郷土料理を開発、若い世代が食生活に活かせるよう料理本の作成に取組む。
この事業は滋賀の食材の次世代への伝承に役立つだけでなく、地産地消の取組みが盛んになれば生産農家の励みにもなるため、講習会の開催や新聞等の広報活動を行っていく。
③千葉伝統郷土料理研究会(千葉県四街道市)
千葉の最も代表的な郷土料理は太巻きずしであり、冠婚葬祭など人の集まる時に食された。農産物や海産物など地のものを活かして、家庭でも代々伝承されてきた。
次世代を担う小中学生を対象として、地元栽培の食材や地域の産業を学びながら郷土料理を伝承する機会づくりとして、太巻きずしのデザインコンテストを開催するなど活動を行っている。