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■ 第34期(2024年度・令和6年度)
①「わが心の瀧廉太郎」実行委員会(大分県)

「わが心の瀧廉太郎」実行委員会は、この10年間、わが国の近代音楽の礎を築いた大分県の先哲、瀧廉太郎の再認識と発信の事業を市民に向けて開催してきました。大分は瀧廉太郎の少年期と終焉の地として知られ、23歳10ヵ月で夭折した瀧廉太郎の「思い遺し切符」の一枚一枚を、毎回テーマを決めて対談とコンサート形式で継続開催し、瀧廉太郎の生涯と仕事の本質を深めるうえで多大な貢献をしています。
②劇団 風蝕異人街(北海道)

札幌、アトリエ阿呆船を拠点に活動。1997年寺山修司作品の上演を目的に旗揚。サブカルチャー的なアバンギャルド感覚を持ちつつ、物語性を重視する作品創りを目指しています。スズキメソッドを基調としたトレーニングに取組み、独特の身体様式美が定評。利賀演出家コンクール優秀演出家賞受賞を機に古典劇の上演も行い、2012・2013年韓国で無言劇を上演。ワークショップの開催等、若者育成にも力を注いでいます。
③長崎県オペラ協会(長崎県)

1980年創立。県内唯一のオペラ団体として地元での演奏活動を意欲的に行ってきました。定期演奏会(令和6年度で第46回目を数える)では、長崎を舞台としたオペラ「蝶々夫人」をはじめとする海外オペラや、日本オペラ作品、長崎初演の作品にも積極的に取り組み、そのほか学校へのオペラ出張公演や病院ロビーコンサート、地域のイベントでの演奏等を地道に継続しています。令和5年度地域文化功労者表彰受賞。
④Heart times Art(福岡県)

子供の居場所としての駄菓子屋を経営する一方で、ダンスワークショップや演劇ワークショップなどを開催することで、子どもたちの意思と感性を育む活動を行っています。今回のコココのダンスは、障害児や病児を参加対象としたコミュニティダンスのイベントで、制限の多い環境で成長している子どもたちが、自己表現を楽しみながら経験する機会となっています。
⑤一般社団法人 ARICA(東京都)

©photo by Miyamoto Ryuji
2001年創立。演出家、アクター、詩人、音楽家、美術家、デザイナーらのアートコレクティブであり、唯一無二のフィジカルシアターとして長年活動を続けています。演劇やダンスといった枠を超え、視覚芸術や音楽、デザインなどのクリエイティブ・ワークと呼応するパフォーマンスです。身体と共振するライブ演奏、メカニカルな装置の導入等を通じて、常に身体表現の新たな地平を切り開こうとしており、海外公演も多数行っています。
⑥山本 裕&Honey→B(東京都)

山本 裕を中心としたプロジェクトで、ダンスをはじめとする様々なパフォーミングアーツをメインとした企画、制作事業を行い、その普及に努めると共にジャンルを超えたサイトスペシフィックで創造的な活動を展開しています。何者にも囚われない自由な作品創りと活動を目指し、新たな人々の出会いやネットワークを生み出すことで社会と芸術の関係性の構築に励んでいます。
⑦演劇/微熱少年(群馬県)

演劇を通じて対話の場を創っています。劇場に限らず、館林美術館や前橋文学館といった美術・文学の空間でも創作・上演を行い、演劇の可能性を広げています。舞台作品の上演に加え、ワークショップなどを通じて、地域社会や教育の現場に演劇の力を届ける活動も展開。芸術を「鑑賞するもの」から「参加し、考え、対話するもの」へと捉え直し、コミュニケーション能力や非認知能力を育む機会を提供しています。
⑧中間アヤカ(兵庫県)

撮影:阪下滉成
「ダンスとしか呼ぶことのできない現象」を追い求め、それが現れる瞬間を他者と共有するための「仕掛け」を創り出すことに挑戦しています。今回は自身の創作スタジオを持ちながら、ローカルを拠点に活動を展開するダンスアーティスト、アユ・プルマタ・サリをインドネシア・ランプンより招聘。2021年より協働し、アーティスト自らの手でコラボレーションを続ける方法を探ってきた2人によるイベントを開催します。
⑨合同会社 ゆうめい(東京都)

大きな反響を呼び、第32回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した「養生」。原体験をもとに描いた本作は、選択肢の少ない現代を生きる人々の姿を鋭くもユーモラスに映し出しました。第68回岸田國士戯曲賞を受賞、読売演劇大賞でも空間演出が絶賛された池田亮が、ゆうめい結成10周年の集大成として、戯曲・演出・美術をさらに進化させた新たな代表作「養生」をカンパニー初となる全国ツアーで上演します。
⑩Dr.Holiday Laboratory(東京都)

2021年に東京で設立。メンバーは山本ジャスティン伊等(主宰)、石川朝日、小野寺里穂、油井文寧、ロビン・マナバットの5名。演劇公演を中心としつつ、川柳、小説、日記など、言語表現を中心とした制作を行っています。主な公演に、『脱獄計画(仮)』(2023年こまばアゴラ劇場)、『想像の犠牲』(2024年ロームシアター京都)など。また主な出版物として、小野寺里穂の川柳句集『いきしにのまつきょうかいで』があります。
⑪ヨウ+(東京都)

前澤秀登
振付家・ダンサーの中村蓉の主催公演等の活動を企画運営するため2013年に設立。中村と、プロダクションマネージャーを務める内堀愛菜に加え、スタッフ陣が積極的に参加し多角的な視点を取り入れて創作。これまでに、向田邦子、ウィリアム・シェイクスピアなどの小説や戯曲を原案として「言葉と身体の関係」を分解/再構築し「物語の核心」に今を生きる身体で迫る作品を多く発表したり、舞台芸術に関わる人材の育成にも取り組んでいます。
⑫公益財団法人 日本オペラ振興会(東京都)

2024年日本オペラ協会公演「ニングル」
©公益財団法人日本オペラ振興会
イタリア・オペラを中心とした「藤原歌劇団」、日本の伝統文化に根ざした「日本オペラ協会」の両輪で活動している、日本最古のオペラ団体です。2020年に「ガラスの仮面」の作中劇「紅天女」、24年には倉本聰原作「ニングル」をオペラ化。世界初演で大好評を博しました。今年は、誰もが知る悲恋「静と義経」を上演。来年は日本を代表するプリマ・ドンナ三浦環の生涯を題材とした作品を、上演予定です。
⑬三人之会(東京都)

演出家・奥田知叡が死ぬまでに一度は仕事をしたいアーティストと作品を作るために2021年に設立した演劇ユニット。現在は書家・作家・劇作家らが所属し、領域横断型舞台の創作や伝統演劇の摂取、中国戯曲の上演に取り組んでいます。本企画では作家・中国演劇研究者の衛かもめ氏をドラマトゥルクに迎え、20年前に訪日公演を行い日本の演劇界に大きな衝撃を与えた李六乙『非常麻将』の初翻訳上演に挑みます。
⑭いいへんじ(東京都)

答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、ともに考える「機会」としての演劇作品の上演を目指しています。個人的な感覚や感情を問いの出発点とし言語化にこだわり続ける脚本と、くよくよ考えすぎてしまう人々の可笑しさと愛らしさを引き出す演出をしています。これまで数々の劇団が上演を行ってきた、MITAKA “Next” Selection 26thに選出され、25年8~9月に新作を上演する予定です。
⑮草/松原 俊太郎(京都府)

演出を行わず劇作のみを行う純粋劇作家・松原俊太郎によるコレクティブ「草」は、その文字通り勝手に上演が生えてくるよう、俳優や演出家、観客らと共同して作品制作・上演を行っています。松原の書く戯曲をもとに各所で集まり、様々な形態で各地に上演の痕跡と戯曲の軌跡を残していく。目下、2023年より執筆されている戯曲『インポッシブル・ギャグ』の上演に向けて活動しています。
⑯mtp(東京都)

振付家・ダンサーの高橋萠登はダンスカンパニーMWMWを主宰し、独自の身体表現を追求、登場人物の個性や関係性を繊細に描きながら、現実と幻想が交錯する作品を創造しています。また、映像制作にも力を入れ、表現の可能性を探求しています。2024年、カンパニー初の海外ツアー(米国)を実施し、今年はシアタートラム・ネクストジェネレーションに選出され、新作公演を行う予定です。国際的な活動も視野に今後さらなる飛躍が期待されます。
⑰藤原 佳奈(長野県)

プロジェクトベースの劇場実践コレクティブ「松のにわ」代表。舞台芸術従事者のみならず様々な背景を持つ人々と協働し、言葉を交わす場を設けながら、これまで受け継がれてきたフィクションを再編し、上演の場をひらくことを試みる。2025年から3年間は、女性の身体にまつわるフィクションを再検証するアートプロジェクトに取り組み、性別や年齢関係なくそれぞれが身体の尊厳を見つめる機会となることを目指しています。
⑱名須川町さんさ踊り実行委員会(岩手県)

さんさ踊り発祥の地である「三ツ石神社」を有する名須川町は、毎年行われる「盛岡さんさ踊り」のパレードに参加しており、地域伝統の継承や地域活性を目的に、三ツ石神社の例大祭でミスさんさの奉納演舞や住民参加型のさんさ踊りを実施しています。また、地元の保育園や小・中学校の運動会等で行われるさんさ踊りに協力するなど、子ども達が地域伝統に触れられる機会を創出し、継承に繋がる活動に取り組んでいます。
⑲川本神楽団(島根県)

慶応元年当時、石川弓ケ峯八幡宮の氏子により「木路原神楽団」を結成し、一時期は後継者不足により途絶えたが昭和23年に復活を遂げました。後に団員募集範囲を広げるため「川本神楽団」に改名し再出発。現在は保育園児から30歳代まで33名が在籍。入団・移住予定、小グループの観光目的、神楽ファンなどの対応として練習場で「神楽見学会」を開催したり、練習の見学や奏楽体験、毎年「神楽大会」を地域の協力により開催しています。
⑳おくんち保存会(福岡県)

毎年美奈宜神社で10月21日に行われ、少なくとも500年以上の歴史がある「蜷城くんち」での御神幸行列の維持保存の発展と地域文化の振興を目的としています。おくんちに関わる獅子舞、毛槍、こども太鼓、雅楽など各流れの実施、衣装、用具などの維持保存、しめ縄・獅子のシュロ蓑作りを始め、その他目的達成に必要なことを幅広く活動しています。今年度若手も3名入り、地域伝統の継承のため活動を広げています。
㉑石見神楽東京社中(神奈川県)

2011年、首都圏在住の石見神楽経験者(出身者)を中心に結成。幅広い世代のメンバーで、郷土芸能「石見神楽」の伝承に取り組んでいます。石見に息づく伝統文化の魅力を多くの方に知ってもらうため、年間30回程度の奉納やイベント、ワークショップの企画・提案など、多様な活動を通して神楽の認知度向上と石見地域への誘客の促進を図っています。
㉒八雲神楽保存会(岩手県)

八雲神社は、岩手県釜石市中妻地区で280年以上前から伝承されている神楽です。4月に開催される八雲神社例大祭、10月に開催される尾崎神社例大祭(釜石まつり)において、神楽奉納及び神輿渡御行列での守護役を務めているほか、釜石市郷土芸能祭にも積極的に参加し、神楽を披露しています。活動は、小学生から高校生を中心に、一般の方も参加して踊りやお囃子の稽古に取り組み、次世代への伝承や後継者の育成を行っています。
㉓シアター・クリエイト株式会社(沖縄県)

2012年の設立以来、琉球芸能を中心に、国内外で公演制作・発信をしています。2025年で9回目となる「琉球舞踊 蓬莱」公演では、稀少だった「琉舞の素踊り」というジャンルの定着に寄与しました。また、他ジャンル(クラシック音楽や狂言など)とのコラボレーションで新たな表現方法の創作にも取り組んでいます。加えて、実演家のマネジメントなども行い、多くの琉球芸能ファンの獲得にも尽力しています。
㉔沖縄クーチョー継承実行委員会(沖縄県)

沖縄の伝統芸能である琉球古典音楽や琉球舞踊、組踊に欠かせない楽器「クーチョー(胡弓)」は、演奏者や製作者の減少により存続の危機に直面しています。この状況を改善するため、国立劇場おきなわをはじめ全国で活動する実演家や三線職人が中心となり結集した流派を超えた団体です。クーチョーの音色を未来に残すため、演奏者の育成(ソフト)と楽器製造者の育成(ハード)の両面から取り組んでいます。
㉕田島しゃんぎり保存会(福島県)

南会津町で毎年7月22日から24日に行われる国指定重要無形民俗文化財「田島祇園祭」における祭囃子「しゃんぎり」の演奏をしています。また、地元の高齢者福祉施設への慰問演奏や、小学生の「屋台歌舞伎公演」での演奏など、積極的に活動を行っています。継承者不足が課題でしたが、地道な募集活動の結果、現在は子供の会員が増え、伝統文化の保存・継承のため日々練習を頑張っています。
㉖小浜放生祭祭礼委員会(福井県)

小浜放生祭は八幡神社の例大祭で、毎年9月の土・日曜日に行われています。旧小浜町内の氏子24区の半数が隔年で、大太鼓・神楽・獅子・山車・神輿といった多彩な演し物(祭礼芸能)を繰り出し、神社への奉納をはじめ、各区の本陣など、芸囃子を披露してまわります。二日間、笛や太鼓の音があちこちから聞こえ、町は祭り一色に彩られます。380年以上の歴史をもつ若狭地方最大の秋祭りで、福井県無形民俗文化財に指定されています。
㉗加藤 明彦(竹の園生)(宮城県)

竹刀製造販売・伝承を行っています。竹林内での竹材選別眼の養成や安全作業の徹底、竹材の乾燥から優良な竹材にするための養生方々を伝授する等、冬期間作業(12月~1月)を行っています。竹山所有者に対する交渉にも同行させ竹材確保の難しさを体験させたり、春先から秋頃に来年用の切り出し先を確保することを理解させています。竹材を各人所有としたことにより、一人立ちに一歩前進しています。
㉘沖縄紅型作家会(沖縄県)

沖縄の伝統工芸である「紅型」の染色技術や表現の向上を目指すため2012年に本団体を設立。若手からベテランまでの幅広い年代の作家が所属し、研修会や作品展示の企画・運営を通して、技術の向上や人材育成を行っています。伝統工芸はハードルが高いというイメージを払拭し、現代の生活を彩る親しみやすいものとしてアピールするために、作品解説会やワークショップ、着物の試着会などを企画しています。
㉙豊前小倉織伝承会(福岡県)

豊前小倉織研究会(大和恵子主催)の下部組織として、市民講座で小倉織に出会い、小倉織を織ることを目標とし、博物館や豊前小倉織研究会で勉強を重ねた人々が集まって生まれました。小倉城庭園、いのちのたび博物館、豊前小倉織研究会工房などを活動拠点とし、古い小倉織の袴の復元、ワークショップや出前講座などを通して一度消滅した北九州の伝統織物「小倉織」を広く伝承する活動をしています。
㉚横浜芝山漆器研究会(神奈川県)

明治・大正時代に海外へ盛んに輸出された芝山象嵌の技術を伝承するため、毎月3回研修を行っています。研修では厚貝を糸鋸等で文様に合わせて切り、レリーフ状に彫刻する技術を学びます。それと並行して漆塗りの技術も習得します。漆を塗り加飾した板や小箱・ブローチなどの土台に貝を象嵌して完成となります。現在は2年に一度横浜芝山漆器展を開催し、技術の伝承を広くPRしています。
㉛髙橋 賢悟(東京都)

錫合金(ピューター)を使った鋳造体験を、小学生以上(保護者同伴で園児も可)を対象に提供しています。鋳造は文明発展に不可欠な技術ですが、高温のため子供向けワークショップの実施が困難でした。そこで、約250度で溶ける錫合金とレーザーカッターを活用し、約1時間で安全に体験できる仕組みを確立。デザインから鋳造・仕上げまでの工程を通じ、鋳造技術の理解を深める貴重な機会を提供しています。
㉜一般社団法人 紫草(京都府)

染料植物・薬草である「紫草」に関する種々の調査及び研究等を行うことにより、貴重な文化財の保存及び活用を図ることを目的とし、2024年10月に設立。紫草に関連する歴史文化、自然科学、農学、地質学、医学薬学、文化財等の研究調査を元に、学術研究活動として学術図書の出版、栽培や染織方法等の記録保存、研究報告展覧会や講演会等の開催、紫草の自生地や栽培地、文化歴史の残る地域の活性促進や研究支援を行っています。
㉝芭蕉布協働工房ぱちぱち(沖縄県)

日本三大古代布の一つともいわれる芭蕉布の職人を中心に結成。沖縄本島北部地域に伝わる製法を次世代に残すべく活動しています。4月に開講する研修では、畑での原材料栽培から糸づくり、織りに至るまでの広範囲にわたる作業を、熟練の職人が直接指導しています。3年強にわたるカリキュラムに沿って、制作を一気通貫で担える職人に育てます。また拠点を置く“芭蕉布の里”大宜味村の地域イベントにも参加し、地域に開かれた教室を目指しています。
㉞特定非営利活動法人 勿来まちづくりサポートセンター(福島県)

2006年まちづくり団体として設立。2011年3月東日本大震災により「いわき市勿来地区災害ボランティアセンター」を設立し復興支援活動に着手。2018年岩間防災緑地内に震災モニュメント「きみと」を建立、地下には当時の新聞、子供達の自画像、 被災者への聞き取り調査の映像などの記録を収めたタイムカプセルの埋設を行いました。現在はふくしまの食文化である発酵食の普及を目的にワークショップ等を行っています。
㉟信州ひらがな料理普及隊(長野県)

郷土の食べごと文化の伝承(栄養・共食・祈り・農とくらしの安全)をテーマに、長野県長野市を含む2市2町で活動を行う10のグループで構成しています。活動には、主に「箱膳」を用いて、郷土食や伝統食を調理し共食を実践するほか、農作業を実習するなど各グループが想いを伝える方法を工夫しています。食べごと文化の伝承活動を担う若手リーダーを養成する講座を開設したいと考えています。
㊱NPO法人 越後妻有里山協働機構(新潟県)

「大地の芸術祭」で生まれた作品や施設、プロジェクトを通年事業として運営し、越後妻有を魅力ある地域にしていくために設立。「大地の芸術祭」によって地域・世代・ジャンルを超えたネットワークを育み、越後妻有の未来につなげることで①住民がいきいきと暮らすこと、②地域の働く場所が増えること、③価値観や境遇の異なる人々が共存できる地域にしていくことを目標にしています。
㊲葵学区社会福祉協議会(京都府)

高齢男性のための料理サークルを実施しています。料理をしたことがなかったが介護などで突然料理をしなければならなくなった時に簡単な料理ができて、食の楽しみを味わってもらいたい。そのための支援をしようと始めました。2か月に1回のペースで誰でもできるメニューを心掛けて実施しています。何もできなかった人が上達しています。地域で元気に活動できる手段としてこの料理教室が役立っています。
㊳京都ユネスコ協会(京都府)

1947年以来ユネスコ憲章に基づいて世界平和に向け活動を続けてきました。2024年5月からは貧困家庭のこどもへの「こども食堂」に加えて、こどもの居場所づくりとして「自然との遊び」の塾を月1回開いてきました。来年度からは年4~5回「自然との遊び」を大学生ボランティアとともに野外で展開する予定です。
㊴京都料理芽生会(京都府)

全国の調理師学校の学生を対象に、京料理の伝統技術とおもてなしの心を伝える特別料理講義を実施してきました。京都産食材を活用した実演や試食を通じ、日本の食文化の本質を学ぶ機会を提供してきました。未来の料理人が京料理の魅力を理解し、その価値を国内外に広めることを目指しています。株式会社グッドニュースと連携し、講義内容を充実させながら、京料理の継承と発展に貢献する教育事業を推進しています。