公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団

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助成実績

■ 令和2年度 (2020年度・第30期)

芸術活動分野
①那須クラシック音楽祭実行委員会(栃木県那須郡)
那須クラシック音楽祭実行委員会(栃木県那須郡)

 地元で活動している音楽家達により企画され、クラシックを創造性豊かに様々な角度から演奏し紹介している。温泉や美術館、遊園地などの施設にて音楽愛好家や地元住民と一緒に楽しむフレンドリーな音楽祭であり、地域一体型のイベントとなっている。
 また、この音楽祭に集まる一流の演奏家達で構成される芸術団体により若手演奏家育成のための特別レッスンも実施している。


②スーパーマリンバプロジェクト(東京都目黒区)
スーパーマリンバプロジェクト(東京都目黒区)

 作曲家・マリンバ奏者である吉岡孝悦氏の作曲による打楽器アンサンブルの楽譜は日本で40曲、アメリカで20曲出版され、音楽大学で打楽器を選考する学生やプロの演奏家により世界中で演奏されている。
 同氏の作品は打楽器アンサンブルでありながら管弦楽を聴いているかのように錯覚するほどオーケストレーションのテクニックが卓越しており、国内外から高い評価を得ている。

③公益財団法人北区文化振興財団(東京都北区)
公益財団法人北区文化振興財団(東京都北区)
オペラ《リナルド》(2019年上演)

 区民と行政がともに北区らしい市民文化を創り出していくための懸け橋となるべく1988年に設立された。
 バロックオペラの自主制作上演に力を入れ、古楽(主にバロック音楽以前の音楽)を主軸とした特色のある独自の音楽祭「北とぴあ国際音楽祭」を1995年より開催、区民ボランティアや地元企業等の協力・協賛により支えられる地域に根づいた事業である。

④福井 裕孝(京都府八幡市)
福井 裕孝(京都府八幡市)

 演出家として常に上演空間の創出についての問題意識を持ち、既存の演劇スタイルを超克することで独自の上演手法を開発するなど、素晴らしい創造性を持っている。この手法により同氏の創造過程は、芸術表現の新たな展望を提示することとなった。
 次回作のデスクトップシアターは「劇場」という空間を机上に転移して舞台とし、上演と表象の場所に転換させるパフォーマンスであり、この作品こそ新たな手法の実例となる。

⑤一般社団法人東京室内歌劇場(東京都中央区)
一般社団法人東京室内歌劇場(東京都中央区)

 昭和44年に日本の室内オペラの普及を目指して創立された。現代と古典を対応させた室内オペラ作品を100回以上上演、毎年3~4回の定期公演を行っている。また企業や教育機関等から依頼を受け公演制作も行っている。
 日本では馴染みの少ない室内オペラの公演、日本語によるオペレッタ、日本歌曲の公演など声楽の魅力を伝える活動を行い、オペラを身近なものに感じてもらえるよう地元調布市と地域住民の協力のもと活動している。

⑥石渡 真美(東京都世田谷区)
石渡 真美(東京都世田谷区)
C)Takao Sakai,池本祥真

 クラシックバレエの楽しさやファンを増やし日本の文化の一つとして浸透・発展させたいという思いから、英国のロックバンドQUEENのヒット曲に乗せて新国立劇場バレエ団プリンシパルなど日本を代表するダンサー達が今夏新作公演を行う。
 またDancersWebにてバレエ&コンテンポラリーダンスのファンのため各種イベント企画制作やバレエワークショップ、ダンス関連のレクチャーなどを定期的に開催している。

⑦ここから実行委員会(和歌山県新宮市)
ここから実行委員会(和歌山県新宮市)

 ユネスコ世界文化遺産に登録された熊野古道を有する和歌山県新宮市を舞台に、同市内の施設のオープン記念事業として最先端テクノロジーを駆使した4画映像による360°空間演出や、市民主導による世界第一線で活躍するアーティストとのコンサートを制作する。
 また関連イベントとして、地産植物を活かした華道家による市民交流ワークショップ事業も実施する。


⑧みなとメディアミュージアム実行委員会(茨城県ひたちなか市)
みなとメディアミュージアム実行委員会(茨城県ひたちなか市)

 2009年より那珂湊地区で開催されている芸術祭。美術館がなく古い倉庫や廃屋、鉄道駅構内などを展示場所としている点が特色であり、公募で選ばれたアーティスト達は地域リサーチや住民との交流から作品を作り、芸術祭の終了後は記録集を作成し配布している。
 2015年には「ひたちなか海浜鉄道」の駅名標にピクトグラムを活用しグッドデザイン賞を受賞。10年以上にわたる草の根的活動は地域の活性化に大いに貢献している。


⑨森村桐竹人間浄瑠璃プロジェクト実行委員会(大阪府大阪市)
森村桐竹人間浄瑠璃プロジェクト実行委員会(大阪府大阪市)
森村泰昌野生“能”プロジェクト 撮影:福永⼀夫

 人形浄瑠璃は日本三大古典芸能の一つで、近代では大阪の文楽座でのみ上演されていたため「文楽」と呼ばれた。浪速の町人文化の中で発展し洗練されていった芸能である。
 その人形浄瑠璃の名跡である桐竹勘十郎と、対象に成り代わることでそのものの本質を浮き彫りにする美術家の森村泰昌の初共演・創作プロジェクト。森村氏が人形に成り代わり桐竹氏が操り魂を込めるという、既成概念を覆す世界初の実験的創作公演である。


⑩クリエイティブ・アート実行委員会(東京都港区)
クリエイティブ・アート実行委員会(東京都港区)

 障害のある人とない人が共に創造することから新しいアートの可能性を探るイベントを20年以上にわたり開催、主にワークショップという参加体験型プログラムを中心とした教育的活動を行っている。また、ワークショップというプロセスと作品というプロダクトの統合を図るべく、音響彫刻やピタゴラス楽器など創造的な楽器を紹介し、新しい音楽のあり方、創り方を提示することを目指す。


⑪「ダンスがみたい!」実行委員会(東京都足立区)
「ダンスがみたい!」実行委員会(東京都足立区)

 約20年続くダンスフェス。創設当初はコンテンポラリーダンスや暗黒舞踏などの紹介と普及を目的としていたが、2015年以降は作り手に楽曲やテクストなどの「課題」に挑戦してもらう形の企画として有名無名のダンサー達にチャンスを提供する。
 また、毎年1月に行うコンペ「新人シリーズ」と連動、受賞者は同年の「ダンスがみたい!」に受賞作品を再演するなど我が国のダンサーの育成に貢献している。

⑫山崎 恭子(京都府京都市)
山崎 恭子(京都府京都市)
c)Photo by YUASA

 演出家。集団制作を基本として制作するグループ『居留守』の中心的存在である。一般的とはいえないコラージュという手法を用い形式の異なる複数のテクストを使用し一つの作品にする、という実験的な作品を制作している。
 最も成功した「ふるえる。」は演劇・ダンス・音楽といった既存の芸術ジャンルを大胆に融合し、新たな表現様式を創出しようとする意欲的で野心的な試みの作品である。


⑬トランスフィールドスタジオ(東京都荒川区)
トランスフィールドスタジオ(東京都荒川区)
撮影:板倉勇人

 都内の複数エリアで移動式砂場を運ぶパフォーマーと共に同ルートを3周する。通り過ぎるだけの通路に停泊や逗留ができる「砂の島」を見出し形づくるプロジェクト。
 日本だけでなく各国からも参加し、見ず知らずの人々がお互いにコミュニケーションを取りながら歩くことで不思議な連帯感と空気感が生まれる体験型パフォーマンスである。
 他者との関わりで得られる新しい発見により、地域の魅力を再発見する企画である。


⑭神村 恵(東京都小金井市)
神村 恵(東京都小金井市)

 新しいスコアや他者のスコアに基づき動きを確定していくというコンセプチュアルなダンスを上演する。方法論的な意識を持ち、美術や映像のアーティストなどとも方法を共有しながら積極的に共同制作を行っている。
 滞在中の国際芸術センター青森では20数年前からセルフビルドで作り出された工房や材料を保管する小屋をリサーチ、小屋に手を加える人との関係を探り、その関係を振付として抽出する作業を続けている。


⑮公益社団法人大阪市音楽団(大阪府大阪市)
公益社団法人大阪市音楽団(大阪府大阪市)

 1923年に創立し「市音(Shion)」という呼び名で親しまれている。質の高い指揮者による質の良い音楽を質の良い会場で聴いてもらうことをコンセプトに、定期公演を140回近く続けている。
 市民が無料で楽しめるクラシックからポピュラーまで多彩なコンサートを展開、各都市での演奏会をはじめ学校での音楽鑑賞会や吹奏楽講習会など幅広く活動し地域の音楽文化の発展に貢献している。



⑯一般社団法人琉球フィルハーモニック(沖縄県那覇市)
一般社団法人琉球フィルハーモニック(沖縄県那覇市)

 那覇ジュニアオーケストラは2016年から東日本大震災の被災3県の子供達との合同オーケストラコンサートを沖縄・宮城の会場で交互に開催している。
 東北の子供たちには75年前に戦争で焦土と化した沖縄の復興した姿を見て未来に希望を持てるように、そして沖縄の子供達には復興に向けて頑張っている被災地の姿に触れ故郷への想いを深めるように、この交流が『ゆいまーる(架け橋)』となることを目指す。


⑰桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート
                      (神奈川県相模原市)
桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート(神奈川県相模原市)

 相模原と町田地域における高齢者施設や養護学校、障害者支援施設等を対象にアウトリーチ事業を行う。舞台芸術教育を行う大学ならではのネットワークによる演劇・ダンス・音楽のプロのアーティストがコラボする創意工夫に満ちたプログラムを展開している。
 また毎年開催している市民参加企画「群読音楽劇-銀河鉄道の夜」は令和2年度児童福祉文化賞を受賞し、作品とあわせて研究所活動も高い評価を得ている。


⑱公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団(東京都調布市)
公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団(東京都調布市)

 市民参加による舞台公演とワークショップを隔年で実施している。地域・芸術家・劇場の3者が一体となった創造的活動を通じて地域の活力と個性を創出し、ワークショップでは多彩なジャンル・切り口の企画により参加意欲向上の機会を提供する。
 年齢・性別・障害の有無を問わず多様な市民が参加できる演劇公演をはじめとする企画を実施することにより相互理解を目指す。


⑲スペースノットブランク(東京都狛江市)
スペースノットブランク(東京都狛江市)
C) Dan Åke Carlsson

 2012年設立。二人の舞台作家による演劇ユニット。作品や公演ごとに出演者や技術スタッフ、制作担当者を含む構成メンバーを基盤とした組織運営と集団的な創作は広義なアートの世界で大きな流れとなっている。
 既成概念にとらわれず新しい表現思考や制作手法を開発しながら、舞台芸術の在り方と価値を探求している新しい表現形態の公演を行っている。



⑳国東半島カルチャーツーリズム推進事業国東市実行委員会
                         (大分県国東市)
国東半島カルチャーツーリズム推進事業国東市実行委員会(大分県国東市)
久保貴史(C)国東半島芸術祭実行委員会

 国東半島は神仏発祥の地であり異教を認め共存するという日本人独自の発想・理念が色濃く残り、その多様性と調和に基づく思想こそが最大の地域資源である。2014年に開催された「国東半島芸術祭」にて設置されたアート作品は、半島内の極めて特徴的な場所に道標のように点在し今も住民によって大切に守られている。
 その地域資源とアート作品を巡る「新たな巡礼の道」ツアーで地域活性化に貢献する。


㉑中村 智子(京都府京都市)
中村 智子(京都府京都市)

 ロンドン・台湾・香港の美術館ほか国内の展覧会でも出品しているアーティスト。米国MITのメディアラボなどで研究者たちと協働制作をしながら、人間の身体的感覚とテクノロジーの関係性を提起する独創的な作品を制作して注目をあびてきた。
 現代的メディアを取り入れ人間の普遍的な感情や五感をテーマに制作する表現は高い評価を得ている。


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伝統芸能分野
①まるおか子供歌舞伎を支える会(福井県坂井市)
まるおか子供歌舞伎を支える会(福井県坂井市)

 昭和23年の福井地震前まであった「霞座」の復元計画を立案していた際、大阪道頓堀にある「中座」が閉幕し350年の歴史ある破風や緞帳の寄贈が同町に決定したことを契機に子供歌舞伎の挑戦が始まった。
 同市や近隣市町の小学生を対象に、正しい継承のため本物の歌舞伎で使用している衣装や小道具などを使っている。さらに言葉遣いや動作、礼儀作法など厳しい指導を受けながら子供達の健全育成も図っている。

②土淵地域活動推進協議会(岩手県盛岡市)
土淵地域活動推進協議会(岩手県盛岡市)

 近隣6自治会で構成されている当協議会の専門部である文化部が「土淵伝統さんさ保存会」と行動して「土淵伝統さんさ踊り」の保存伝承活動に取り組んでいる。
 「盛岡さんさ踊」は風流太鼓踊として振りの美しい全国出色の民俗舞踊である。地域の人々が大事にしている郷土芸能である「土淵伝統さんさ踊」を保存伝承するため次世代を担う小中学生に指導、その保護者や地域住民も一緒に伝承活動に取り組んでいる。

③越中五箇山こきりこ唄保存会(富山県南砺市)
越中五箇山こきりこ唄保存会(富山県南砺市)

 こきりこ(筑子)は21㎝ほどに切った小竹のこと。約1400年前から越中五箇山・上梨の山里を中心に田楽として歌い継がれ、上梨白山宮祭礼に奉納されている。昭和48年無形文化財として国から選択を受け、日本最古の民謡として教科書に掲載され全国的に知られるようになった。
 春秋の祭礼では板ささらを打ち鳴らし踊る「ささら踊り」やこきりこを持って踊る「シデ踊り」を奉納、五穀豊穣を祈る。

④岡崎団七踊り保存会(和歌山県和歌山市)
岡崎団七踊り保存会(和歌山県和歌山市)

 団七踊は青森から沖縄に至るまで百ケ所以上の土地で様々な形で演じられている。昭和34年に県の無形民俗文化財に指定された。
 岡崎の団七踊りは参勤交代に随行した郷士が江戸の文化を村人に伝えようと謡や踊りに仕組んだといわれ、参勤交代による文化の伝播が見て取れる点が稀少価値をもつ。
 地元の自治会や消防団、子供会などと協力し、小学生を対象とした後継者育成に尽力している。

⑤「脇野の大念仏」保存会(佐賀県伊万里市)
「脇野の大念仏」保存会(佐賀県伊万里市)

 大念仏は体の前に太鼓を吊るし念仏を唱えながら太鼓や鉦を打ち鳴らして踊る風流踊り の中の念仏踊りに分類される。
 昭和34年に県の重要無形民俗文化財に指定、12月1日の山ン寺遺跡例祭では久原の大念仏と1年ごとに交代で奉納している。他県の念仏踊りは娯楽化が進み衣装も華美となっているが、旧山代郷の大念仏は衣装や手の舞、足の踏みなどに厳格な決まりが残っており、900年変わらない原形を留めている。

⑥備後田尻荒神神楽保存会(広島県福山市)
備後田尻荒神神楽保存会(広島県福山市)

 4年ごとの荒神社の式年にあたる晩秋には、同町に所在する別所・勘定・艮の三荒神社の境内に舞台を仮設し「式年大神楽」が舞われ、現在は「悪魔祓い」「皇子」など15の演目が伝承されている。神歌が美しく舞や衣裳に古型を伝えており、備南地方の荒神神楽の諸特徴を確実に継承するなど地域的特色を示す大変貴重な芸能である。
 地元小学校の「ふるさと学習」の一環で神楽の授業を行い後継者育成に尽力している。


⑦東佐味六斎講(奈良県御所市)
東佐味六斎講(奈良県御所市)

 15世紀ごろ県内各地に広まり約60ヶ所以上の伝承地があったが、現在は八島町、安堵町、御所市東佐味の3ヵ所にのみ伝承されている。東佐味の六斎念仏は唯一高野山直系であり古い形態を保持している。
 6種あるどの演目も演唱時間が長く極めて複雑な旋律で、かつ高度な歌唱技法を要するため後継者が育たない状況が続いたが、近年は村外から若い伝承者が参加し、過去の視聴覚資料をもとに復活に尽力している。


⑧南部藩壽松院年行司支配太神楽(岩手県釜石市)
南部藩壽松院年行司支配太神楽(岩手県釜石市)

 元禄12年尾崎神社拝殿建立の際、南部藩の御給人であった佐野家の夫人が御神体を安置する六角大神輿を寄進したことから、盛岡藩の七軒丁から伊勢太神楽を習い奉納した。
 尾崎神社例大祭では御神体が渡御する際に守護役として最前列で露払いを勧めており、伊勢神宮式年遷宮でも奉納するなど由緒格式を誇る団体として群を抜いている。また伊勢太神楽の芸系が遺存継承されていることは大変貴重である。

⑨石川 靜江(沖縄県那覇市)
石川 靜江(沖縄県那覇市)

 67年間沖縄の芸能に携わり琉球舞踊選定保持者、玉木流琉装からじ結い研究所二代目宗範として多くの生徒を指導してきた。また沖縄県立芸術大学で扮装実習の講義も行う。
 令和3年、経験を活かし沖縄の舞台芸能で用いる化粧・着付・結髪の方法を1冊にまとめた教本を発刊した。化粧の色合いや筆運びは写真では伝えにくく手書きのイラストを配するなど工夫を凝らし、沖縄舞台芸能に対する理解を深め発展に貢献するものである。

⑩犬吠森念仏剣舞保存会(岩手県紫波郡)
犬吠森念仏剣舞保存会(岩手県紫波郡)

 岩手県に分布する念仏剣舞のうち「大笠振り」という特徴的な踊りを有する大念仏系念仏剣舞の源流の一つと推定されている。
 毎年8月16日には庭元(=座元)の仏前での供養、墓地や供養依頼者宅、公民館などで念仏剣舞を上演、昭和40年代後半から女性も参加できるようになった。舞手は小学生から50歳代まで、60歳代以上の年長者が指導に当たる。地区内の子供たちへ継続的に伝承活動を実施し古風保持に努めている。


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伝統工芸技術分野
①NPO法人小川町創り文化プロジェクト(埼玉県比企郡)
NPO法人小川町創り文化プロジェクト(埼玉県比企郡)

 小川町では細川紙が伝承されている。工藝品や版画だけではない素材としての和紙に国内外アーチスト達の関心が高まったことから「アーチスト・イン・レジデンス事業」を計画、各大学からの推薦をもとに現役生や卒業生を含む作家を中心に1名を選出する。
 小川町和紙体験学習センターでの研修を経て作品を制作、その成果を展覧会として発表する。また滞在期間中は地域の住民や小・中学校生との交流も行い地域との連携を計る。

②阪本 修(奈良県奈良市)
阪本 修(奈良県奈良市)

 漆文化発祥の地である曽爾村にて漆の植樹事業に関わり地域おこしのための漆器を制作、また春日大社の式年造替時に瑠璃釣燈籠を制作し、興福寺などからも依頼を受けて新規制作や模造制作、修復などを行っている。
 地域に密着し漆文化を根付かせること、漆器の魅力を広めることを目的にオリジナルブランドを立ち上げ、カジュアルに使えるカラフルな漆器を制作販売するなど、漆器をより身近な存在にしていくことを目指す。


③大阪府登録文化財所有者の会(大阪府大阪市)
大阪府登録文化財所有者の会(大阪府大阪市)

 歴史的建造物の保存と活用などに悩む所有者のため、遺すことの意義、活用のための改修方法・防災や避難の安全性の確保などの講座をひらき、その成果をまとめた冊子を作成し無料配布することで府民に歴史的建造物のサポーターになってもらうことを目指す。
 所有者や地域住民、建築士やヘリテージマネージャー等と共に学ぶことにより、地域の歴史文化を継承する意義だけでなく次世代を担う人材育成も目指した活動となっている。

④小畠 泰明(神奈川県鎌倉市)
小畠 泰明(神奈川県鎌倉市)

 明治以来、金属加工産業を支えてきた東京・月島。近年再開発のため高層住宅の並ぶ地域へと変貌したため鎌倉に移住したが、月島の金属造形文化の歴史を伝えモノづくりの魅力を発信したいという信念から、地域の人々の協力を得て3世代を対象に鍛金・彫金・鋳金を中心とした工芸造形教室を開く。
 身近な物の制作や手仕事の意義や価値、月島の歴史を学び郷土愛を育む場となることを目指す。


⑤公益財団法人仙台市市民文化事業団(宮城県仙台市)
公益財団法人仙台市市民文化事業団(宮城県仙台市)

 旧仙台藩領において伝承されてきた神楽や田植踊、鹿踊や剣舞の上演と伝統工芸職人による実演が融合した祭を開催。伝統芸能や伝統工芸、近現代の芸能等が融合した祭は全国的にも数少なく、多様な芸術・伝統文化を持つ同市ならではの特色あるイベントである。
 伝統工芸の調査研究と結果に基づく展示や実演はその文化の土壌である郷土への関心を生み、保存活動の賛同など地域社会の活性化にもつながる。


⑥秋田県漆器工業協同組合(秋田県湯沢市)
秋田県漆器工業協同組合(秋田県湯沢市)

 昭和25年以来、国指定伝統的工芸品「川連漆器」の普及促進事業を実施、技術の継承と後継者育成に取組み地場産業の振興に尽力してきた。漆下遺跡の出土品である「漆塗り糸玉」の“乾燥後の漆に柔軟性を持たせる技術の復元”は、古代の漆技術の解明に寄与するものである。
 この技術を復元した沓澤則雄氏が講師となり、漆塗り糸玉の復元技術の勉強会を実施し若手技術者の育成を目指す。


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食文化分野
①認定NPO法人あっちこっち(神奈川県横浜市)
認定NPO法人あっちこっち(神奈川県横浜市)

 2011年から東日本大震災・熊本地震被災地等において若手演奏家による食+芸術体験カフェコンサートを200回以上開催している。
 慶應義塾大学の教育事業「カドベヤ」では子供達を対象に表現ワークショップと食を併せた活動をしているが、寿町の健康福祉センターで開催することで子供達を見守る高齢者にとっても非常に有意義かつ癒しとなり、異なる世代の人々が共に活動し互いに支えあえるコミュニティ作りを目指す。


②公益財団法人有斐斎弘道館(京都府京都市)
公益財団法人有斐斎弘道館(京都府京都市)

 有斐斎弘道館は江戸時代中期の儒者・皆川淇園により創立された学問所である。毎年テーマを設けて京菓子のデザインを公募で選考し展示する京菓子展「手のひらの自然」は、食文化の歴史的・美的伝統を主として茶席の「場」を想定し実践、公募するというユニークな活動で、中高生からの応募もある。
 優秀作の表彰と会場での呈茶、同作品の試食のほか、旧三井家下鴨別邸など重要文化財にも触れる貴重な機会となっている。


③松永 智美(京都府京都市)
松永 智美(京都府京都市)

 精進料理は禅文化の一部として始まり日本に移入されて約800年が経過している。平安時代までの日本料理は味が薄く調理後に調味料を用いて各自調整していたのに比べ、精進料理は身体を酷使する武士や庶民にも満足のいく味付けがなされていた。
 日本における精進料理は固定的な調理方法が受継がれてきたが、特に台湾では独自に展開されてきたため同国の素食に学び新しい精進料理を目指す。


④山夢来本舗企業組合(千葉県山武市)
山夢来本舗企業組合(千葉県山武市)

 同市の産業は商店や事業所数の減少により厳しい状況である。そこで行政・商工会議所・銀行が連携し地域の中小企業が活動しやすく成長できるようなビジネス環境を作るための施策(エコノミックガーデン)を骨子とした取組みを始めた。
 古くより減農薬で育てたイチゴの生産地として有名であり新たな特産物として「いちご酢」に着目、事業として成功しつつある。今後は別の産品でも展開を目指す。


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