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■ 第32期(2022年度・令和4年度)
①小林真理リサイタル実行委員会(神奈川県)
ヨーロッパ、日本でメゾ・ソプラノ歌手として活動し、ストラスブール音楽大学の声楽教育者でもある小林真理を応援するメンバーで2017年に発足。日本で知られていない独自プログラムの企画、若手プロ養成、鎌倉芸術祭参加、学校演奏を行う。2023年7月、京都文化博物館の共催を得て、フランス人の作曲家フランソワ・ファイトによるオペラ、三島由紀夫の「卒塔婆小町」のフランス語による世界初演を企画している。
②朗読劇「蛍火」制作委員会(広島県)
2023年5月に開催されたG7広島サミットの前日・前々日に、戦争をしてはいけないことや国際理解の大切さをテーマに朗読劇「蛍火」を上演。朗読・生演奏の音楽・合唱隊によるコーラス・線画や写真スライド上映などで展開。被爆者、被爆二世、三世、四世が同舞台に立ち、小学6年生から87歳まで世代を超えて80人余りが稽古に励んでいる。
③特定非営利活動法人 Deku Art Forum(東京都)
人形劇を中心とした舞台芸術の国際的交流を後押しし、日本と世界の人形劇芸術発展を促進するために設立された非営利活動法人。海外の人形劇に関する情報提供、国内人形劇団の海外公演・フェスティバル参加のための各種支援、国内での海外人形劇の公演・フェスティバルの企画制作、人形劇芸術に関する国際会議や講演会の実施等、研究と実践両面にかかわる領域で人形劇の創造的支援を行うことを目的としている。
④戸丸 彰子(朗読ユニット音がたり)(石川県)
東京・奈良など全国で芸術的な舞台を創りあげてきた朗読家・戸丸彰子を中心に、和洋の音楽家、ダンサー、映像作家、華道家など様々なアーティストが結集し金沢を中心に活動する朗読ユニット。朗読をエンターテインメントとして捉え、地元学生や企業と共に、文化や文学をもっと身近に楽しんでもらうため、オペラのような多元的な舞台作りを続ける。子供向けの舞台から大人向けの妖艶でアーティスティックな舞台まで手掛ける。
⑤公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文化生活情報センター(東京都)
「安西水丸ポスター展」
撮影:佐藤 基
世田谷文化生活情報センターは、「生活工房」「世田谷パブリックシアター」「音楽事業部」「国際事業部」の4部門からなり、2022年に開館25周年を迎えた。地域の方々との関わりや幅広い分野とのコラボレーションを重視し、講演や展示、教育普及など様々な事業を展開するとともに、世田谷区の施策と連携しながら多文化共生の取組みを進めている。
⑥石巻市文化協会(宮城県)
石巻には、昭和48年に旧石巻市市制施行40周年の記念事業の一環として地元出身者により創作され、以来10年毎の節目に公演されてきた誇りうる芸術財産であるカンタータ「大いなる故郷石巻」がある。東日本大震災で流失した文化施設が再建され、その開館をこの芸術作品で祝い、また、併せて地域の伝統芸能の公演にて地域文化の継承を促し、これらの芸術文化を次世代へ継承してふるさとの未来への発展に寄与する。
⑦高田 知子(愛知県)
芸大前期博士課程ハープ科修了。日本クラシック音楽コンクール最高位、福井県知事賞、神戸市教育委員会賞、パリ「レオポルド・ベラン国際音楽コンクール」特別賞、LA「MAP国際音楽コンクール」優勝等受賞。現在、奈良時代に古代アッシリアからシルクロードを通り日本に伝わった日本のハープ「箜篌(クゴ)」を復元した「正倉院復元箜篌」の演奏を通じ、日本人の〝物を大切にする美しい心〟を広めている。
⑧内田 あぐり(神奈川県)
BITO横浜美術研究所は、“美術の世界へ足を踏み入れたその瞬間、あなたは「美と生きる、作りビト」となる”――1人1人が美術の世界を探求し、表現を高め合う拠点となることを目的として2022年に開講した。BITOの第1回企画展「BITO 風景の中の人間像展」(仮称)は、「日本画研究」常任講師である内田あぐりを中心に、丸木位里、丸木俊、柴田智明といった「人間を見つめる」表現を深く追求してきた現代作家4名の絵画作品を紹介する。
⑨公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団(東京都)
小さな劇場『太陽のタネ』2020年12月世界初演
地域の発展、豊かな市民生活の形成に35年間寄与してきたくにたち文化・スポーツ振興財団は、市民主体による活動(貸館事業)及び主催事業を年間延べ40数本実施している。近年では地域住民が誇りをもって心のふるさとを感じるような創作に力を入れている。その一つ、世代を超えて劇場空間を楽しむ小さな劇場シリーズでは、鑑賞者が身近に作品に触れつつそれぞれに想像力を働かせながら芸術性を味わうことができる。
⑩有限会社 オフィスルゥ(東京都)
世田谷区の芸能プロダクション。1990年設立。代表は有名振付を多数手がける振付家の香瑠鼓。楽曲やCM、ミュージカル等の振付、ダンサーや俳優のキャスティング、舞台イベントや映像コンテンツの企画制作等を行う。即興パフォーマンスをベースに、障害のある人からビジネスパーソンまで多様な人々の個性を拓く自己表現ワークショップ、およびそれを活かした自主公演にも精力的に取り組んでいる。
⑪混浴温泉世界実行委員会(大分県)
©Anish Kapoor 撮影:表 恒匡
提供:混浴温泉世界実行委員会
国籍・性別・世代を超えて多くの人々と時間や場を共有したいという理念を表す『混浴温泉世界』という名称を掲げ、2008年に発足。さまざまな事業を通じて文化芸術振興や人材育成、別府市の魅力の発信を目的に活動する。おもな活動に、現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』、個展形式の芸術祭『in BEPPU』、市民文化祭『ベップ・アート・マンス』、アーティスト・イン・レジデンス事業『KASHIMA』がある。
⑫「アートと社会」実行委員会(神奈川県)
アートはアーティストだけではなく、それを見る人であるオーディエンスによって成り立つ。作り手と見る人の双方向の関係性に着目してアートを通じて考えたり議論したりすることを推進し、アートと社会の繋がりを深めていくことが私たちの目的。「難しい」と思われがちな現代美術を社会に向かってよりオープンなものにしていくために、様々な人にアクセスする仕組みを展覧会やワークショップなどを通して構築する。
⑬フィジカルシアターカンパニーGERO(神奈川県)
振付家・ダンサーの伊藤キムにより2015年に結成。身体や言葉・声を素材とし、生々しい身体感覚や人と人との関係のあり方を、独特のユーモアやアイロニーを交えて表現。その作風は一定せず、ダンス的・演劇的・音楽的・美術的など常にさまざまな表現スタイルを渡り歩きながら活動を続け、劇場・ギャラリー空間や瀬戸内国際芸術祭、いちはらアートミックスなど各種芸術祭にも参加している。
⑭bug-depayse(東京都)
椅子に座る@大洞博靖
2001年発足。身体障がい者の演出家・宗方勝と、小人症の俳優・野澤健を中心に、演劇の枠に囚われずよりクリエイティブな舞台や美術展(アートイベント)などの活動を行う。「多言語」をコンセプトに様々なジャンルのクリエイターと共に、年数回のスパンで作品を発表。各々の作品性や思考、プロセス、及びネットワークの融合、共存、横断を図る。また、俳優の育成の為にワークショップも積極的に行う。
⑮Somatic Field Project(東京都)
ダンスから生まれた身体の動きのメソッドである「Kinetic Force Method」をベースに、若手ダンサーの育成、作品創作、国際コラボレーションなどを実施。様々なダンスや文化に関わることで、社会的、文化的に影響するような新しいダンスシーンの創造を目標とし、さらには風通しの良い実験の場として、社会そして世界の人々に貢献できることを目指して活動している。
⑯吉﨑 裕哉(神奈川県)
舞踏家・振付家である吉﨑裕哉を中心として、楽団や他の舞踏家と共同でコンテンポラリーダンスの普及・振興を目的とした団体を結成。地方での活動に力を入れ、地元の舞踏家やアーティストとのコラボレーションをメインに、芸術の力で地域をどう豊かにしていけるか、という課題と向き合っている。公演の際はアフタ―トークを設け、お客様との交流を図り、芸術を身近に感じてもらえるよう工夫している。
⑰一般社団法人 愛知室内オーケストラ(愛知県)
2002年5月愛知県立芸術大学出身の若手演奏家を中心に発足。地域密着型のファミリーコンサート、幼稚園・学校からの依頼公演など地道な活動を展開するとともに、創立20周年を機に、音楽監督に山下一史氏を迎え、年間20回を超える定期公演を開催。東海地方で類のない少人数のプロフェッショナル室内オーケストラとして地域文化の発展向上、クラシック音楽の振興に取り組んでいる。
⑱N₂(京都府)
劇作/舞台照明家の杉本奈月と舞台美術スタッフの秋山真梨子による演劇カンパニー。それぞれ関西と関東に在住。十年来「演劇とケア」を創作時のテーマとしている。自身で書きおろした戯曲だけでなく、他者のテキストと語りをベースとした作品も立ちあげており「劇場へのあて書き」も行う。戯曲は日の目を見ないものへ光をあてることをモットーとしている。第15回AAF戯曲賞最終候補、演劇人コンクール2021奨励賞受賞など。
⑲小鷹 拓郎(埼玉県)
アーティスト、映画監督。社会の分断を抱えた地域で緻密なフィールドワークを行い、モキュメンタリー映画の制作を行う。近年はマイノリティの窮状に関心を抱き、当事者や専門家を交えて現代社会の抜け穴を模索。過去・現代・未来を異次元へ紡ぎ出し、歴史や土地の不可視領域をユーモラスな表現で批評していく。これまで各国で滞在制作を行い、国内外の芸術祭や映画祭で作品発表。現在は埼玉県とインドネシアを拠点に活動している。
⑳麥生田 兵吾(京都府)
写真表現を中心に活動している合同会社ウミアックの代表。生と死が主題の「Artificial S」という作品制作に専念している。この作品は、5つの章に分割・構成されており、各章は2014年から2018年を通じて展覧会として発表された。2023年より更新された同作品の公表を開始する。
㉑屋根裏ハイツ(東京都)
撮影@本藤太郎
2013年仙台を拠点に設立。2018年より東京・横浜・仙台を行き来しながら制作を続ける。2023年現在のメンバーは中村大地、村岡佳奈、渡邉時生。民話における口伝とそのあり方を創作に取り入れた『再開』(2016)を契機に、近作では、話を良く聞く身体をモデルとして舞台に置く会話劇を制作。何気ない会話のようで、過去も未来も、生者も死者もゆるやかに共存する“時空歪み系”の作劇が特徴。最終的には家を建てたい。
㉒Music Theater Group tuttiY(山梨県)
全国でも珍しいプロとアマチュアが共同運営しているオペラの普及を目指す団体。常設オペラ団がほとんどない山梨県において2017年より活動を開始。前2回の公演では1000席の会場を2日間ほぼ満席とし、地域に根差した積極的な活動を行ってきた。コロナ禍で活動休止や2度の延期を経て、ようやく本公演を開催。第3期という節目を団体の重要な成長期と捉え、初めて衣裳家や振付家を迎え、幅広い層の参加者で本格的なオペラ上演を目指す。
㉓ローディング・エレファント(山口県)
メディアアーティスト・映像作家の時里充と、ダンサー・振付家の福留麻里による企画・制作プロジェクト。2018年より作品制作を開始。大きなスケールの時間を「象」になぞらえ、様々なスケールの時間や事象について考察しながら作品を制作。作品は、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどの形式を横断、共存させながら、劇場、屋外、ギャラリー、古民家、インターネットなどの様々な環境で発表している。
㉔Von・noズ(東京都)
上村有紀と久保佳絵によるダンスカンパニー。ダンスは動作による芸術であるという考えのもと作品創作を行う。音楽や空間など、あらゆる要素をダンスと組み合わせたハイブリッド作品を生み出す。共に経験のあるクラシックバレエが振付のもとにある。「マグ」と「不在をうめる」で招聘を受け、韓国とインドにて上演。近年はコラボレーションワークを通して団体のスタイルを見詰め直し、ダンスを提供する方法について探り続けている。
㉕鯖江人形浄瑠璃「近松座」(福井県)
平成17年に福井県で開催された国民文化祭を契機として結成。浄瑠璃作家として元禄文化を築いた近松門左衛門は、現在の鯖江市吉江町で生まれ、幼少期を過ごしており、「鯖江の近松」を広くPRし、鯖江の新しい文化創造に寄与したいと、現在市民18名が公演活動を行っている。人形浄瑠璃の魅力に魅せられた若者も徐々に増えつつあり、後継者の育成に力を入れている。
㉖お法使屋会(熊本県)
平成30年3月、熊本県の重要無形民俗文化財に指定された「津森神宮お法使祭」は、益城町・菊陽町・西原村に所在する12の地区によって継承されている津森神宮の祭礼である。お法使屋会は、祭りの巡幸地12地区の代表者で組織されている。600年の伝統ある本祭りが、正しく継承されていくために現地研修や記録の保全、用具の貸し借り、材料の調達、笛太鼓の指導などお互いに助け合いながら、伝統を繋いでいる。
㉗桂六斎念佛保存会(京都府)
京都市左京区の下桂を中心に、約250年前から六斎念仏を継承している団体。京都の六斎念仏は国の重要無形民俗文化財とユネスコ無形文化遺産に指定されている。主に、下桂の旧家を中心にお盆の先祖供養を行ったり、桂地蔵寺で奉納を行っている。現在、地元小学生を中心に約30名のメンバーで、毎週1回小学校を借りての稽古に励んでいる。
㉘常龍山御神楽保存会(岩手県)
常龍山御神楽は「権現様」と称する獅子頭を持ち、舞う踊りで、寛永3(1626)年に「岩澤権現」といわれる赤獅子が常龍山に安置され、常龍山権現として奉持されるようになった。大津波や凶作、悪疫の流行時等に、厄難払いのために舞ったのがその初めとされる。小正月には「権現まわし(門打ち)」を行い、3年に一度開催される唐丹町常龍山鎮座天照御祖神社の「式年大祭御神輿渡御式」(通称:釜石さくら祭り)にも奉納し、地域に根差した神楽として活動。
㉙只越虎舞(岩手県)
昭和20年代前半に設立。新日本製鐵釜石製鐵所硬式野球部全国大会出場の際、応援団の一員として後楽園球場を沸かせた。それ以来、山神社の年行司として役を務めており、釜石祭氏子団体行列のトリも務める。釜石市内で唯一白虎の頭も使用しているのが特徴。尾崎神社と山神社の合同祭である釜石祭を中心に、依頼があれば主に県内の結婚式・祝いの席、イベント等での活動を行っている。
㉚陸中弁天虎舞酔虎会(岩手県)
虎頭をつけた約4mの虎模様の幕に2名の踊り手が入り、太鼓・笛・鉦の拍子と威勢のよい掛け声に合わせ、1~2頭で勇壮に踊る虎舞を継承・披露している。大槌湾に浮かぶ蓬来島に祀られる弁天神社にちなみ「陸中弁天虎舞」と命名。大槌稲荷神社、小鎚神社、赤浜八幡神社に奉納。伝統的な舞のほか、独自の舞い方を意欲的に創意工夫し披露。震災による数々の困難を乗り越え、祭礼・イベントで活動している。
㉛南砺獅子舞共演会実行委員会(富山県)
令和元年に南砺市初となる第1回南砺獅子舞共演会の開催を契機に組織された。メンバーは獅子舞実施団体や各種団体等から成り、獅子舞文化・伝統の保存と継承に寄与することを目的として共演会開催や団体間の交流等の活動を行う。第2回目となる今回の共演会は、コロナによる長い休止期間からの「再始動」をコンセプトとし、獅子舞の力で地域に元気と絆を取り戻せるような取組みにしたい。
㉜特定非営利活動法人 コンソーシアム有松(愛知県)
2015年3月に設立。伝統工芸品である有松鳴海絞、重要伝統的建造物群保存地区の町並み、歴史的な山車からくりを有松の誇りと認識し、芸術・文化・伝統に関する事業を地域と一体となって行い「有松の魅力」の発信に尽力する。これらの伝統産業を絶やすことなく、次世代の子供達が継承してくれる活動や、有松の財産を五感で味わえる企画を実行し『日本の文化』を感じられる町として存在し続けるよう活動している。
㉝田野 栄一(三重県)
碁に使う黒石の99.9%は、0.1ミクロンと粒子の細かい黒色不透明の砕屑を地層から採り出した那智黒石を加工して作られる。そのノウハウをもとに那智黒石を素材にして、勾玉の制作キット等のプロジェクトを行っている。今回は縄文時代から楽器として使われていた石笛を那智黒原石を加工して制作し、太古の音色を広めたい。
㉞山本 政史(栃木県)
日光下駄の伝統工芸士。栃木県伝統工芸品展、日光伝統工芸品展示即売会、日光木彫りの里工芸センター、東京スカイツリータウン「とちまるショップ」、全国総合技能展伝統工芸の部、第77回国民体育大会「一期一会とちぎ国体」などで実演、販売を行い、平成8年冬季国体では当時の皇太子殿下、雅子妃殿下に日光下駄の実演説明を行う。これまでに3名の栃木県伝統工芸士を育成。現在も工芸士候補2名を育成中、3名の制作指導を行っている。
㉟菊地 佑(東京都)
伝統工芸、日本文化が直面している高齢化、後継者不足等をより身近に親しみを持って、確かな文化の知識、高い鑑賞力の学び、実体験を盛り込んだ動画制作を行っている。同年代として国内外の若い世代に届けるということをメインに考え、より身近なものになるよう、近年需要の有る動画制作、更にはWebサイトなどを作っている。
㊱谷村 淳(奈良県)
室町時代より一子相伝にて技術を継承し、茶道に於ける必需品である茶筅の製造を生業としている。昨今の世界的な抹茶ブームにより、海外でも茶筅に対する関心が高まり問い合わせが急増したため、オンラインでの茶筅講座を始める。茶筅の歴史や成り立ち、流派による違いやその製法など詳しく解説。今後もより解り易く綺麗な映像を用いて多くの国々の方に提供していきたい。
㊲文化財映像研究会(東京都)
文化財に関連した映像資料の保存と活用に資する活動をおこなう任意団体。1978年に撮影された沖縄久高島のイザイホーの映像フィルムをデジタル化し、未公開映像を含めたデジタルアーカイブを作成する事業に携わる。2021年にはクラウドファンディングによって広く一般市民からの支援を集め、その成果を映画上映等の形で還元するなど、社会的な広がりを持った活動にも取り組んでいる。
㊳一般社団法人 日本和食ライフスタイリスト協会(兵庫県)
「和食文化継承と予防医学発展を」を理念に、和食ライフスタイリスト講師養成や和食料理教室、メディア出演などで活動中。和食文化の衰退に伴い、簡単で便利な世の中になった反面、生活習慣の乱れが原因で起こる不調や生活習慣病の罹患者が増加している現代。4年間の研究、100名以上の実績の結果、生活の半分以上を”令和の和食™”にするだけで、不調や生活習慣病を防ぐ身体づくりに成功している。
㊴十勝ナチュラルチーズ協議会(北海道)
平成18年に12のチーズ工房と販売店やホテル、一般消費者、学生が集まって設立した親睦団体。製造者からの説明を聞きチーズを食べる楽しむ会、チーズを話題とするチーズセミナー、チーズを使った料理、チーズのカットや盛り付けのプラトー講習会等の活動を行う。この活動は十勝のナチュラルチーズと地域の住民を結び付ける役割を果たし、チーズを飾り付ける「チーズプラトー」の普及のみならず工房の商品開発や品質の向上にも結び付いている。
㊵岐阜農林高校 まくわうりひろめ隊(岐阜県)
美濃の国真桑村(現在の岐阜県本巣市)発祥の伝統野菜「まくわうり」を後世に残していくため、商品開発や普及活動、栽培研究など幅広く活動。これまでに、まくわうりを使ったアイスクリームをはじめ地域と連携した商品開発や、オリジナル絵本を発行し乳幼児健診を通じて本巣市で誕生した新生児全員に配付を行う。今後も地域の、そして全国に広がるまくわうりの保全の為に活動し続けます。