公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団

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顕彰実績

■ 令和2年度 (2020年度・第30期)
  第29回「全税共 人と地域の文化賞」

 第29回「全税共 人と地域の文化賞」は伝統工芸技術分野から青木昭夫氏が受賞されました。

 賞金100万円(全国税理士共栄会文化財団)副賞100万円(全国税理士共栄会)



伝統工芸技術分野
青木昭夫(長野県)
青木昭夫氏 表彰状を授与 

~青木昭夫の花火の技~
 「たまや~、かぎや~」の掛け声で知られる江戸時代の風物詩「花火」は赤橙(だいだい)色だけの花火だった。当時の原料は、硝石、硫黄、木炭など黒色系の火薬しかなく、花火師たちは木炭の種類を使い分けて色の濃淡を出すなどの工夫を凝らし独自の花火を作り上げていた。明治になると欧米の薬剤の輸入により、金属の炎色反応を利用した色鮮やかな花火が花火師たちの工夫によって作られるようになる。特に大正から昭和にかけて“名人”と呼ばれる花火師が登場し、現代日本花火の基本形を築き上げた。
 「紅屋青木煙火店」三代目の青木昭夫氏は“花火の神様”と呼ばれた儀作さんを祖父に持ち、父の多門さんも著名な花火師、自らは日本で最も美しい「菊花型花火」を作れる現代の花火師のトップランナーである。地元長野の「えびす講花火大会」「千曲川花火大会」は全国的にも有名な大会であるが、毎年全国で繰り広げられる花火大会でも同氏は最高賞を獲得する常連である。また名だたる花火師たちが結成している花火技術者集団「日本煙火芸術協会」の会長を務め、後進の技術者の指導・育成にもその力を発揮している。



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