建築に用いる手道具である鉋は、電動工具の普及とともに現在の現場から姿を消しつつあります。
日本の伝統建築を支えてきた鉋職人の技を継承し、特に「炭火鍛錬工法」に徹した製作法は斯界でも高く評価されています。
大工道具の生産地として有数な播州三木においても、後継者育成は重要な課題であるため、若手後継者の育成のためにも力を注ぎ、65年以上培った鉋鍛冶の技と心を後世に伝えていくために、日々鉋づくりに精進しています。